八洲学園大学「税理士試験対策ワンポイント解説」その2 - 問題
1.外貨換算会計について、決算時における外貨建資産負債等の円価額への換算方法につき、代表的なものを四つ挙げなさい。
2.企業会計原則「一般原則三」には「資本取引と損益取引とを明瞭に区別し、特に資本剰余金と利益剰余金とを混同してはならない。」と述べられている。「資本取引」及び「損益取引」の意味をそれぞれ説明しなさい。
3.下記に掲げる企業会計原則「注1」の空欄を埋めなさい。
企業会計は、定められた会計処理の方法に従って「 (1) 」を行うべきものであるが、企業会計が目的とするところは、企業の「 (2) 」を明らかにし、「 (3) 」に関する「 (4) 」を誤らせないようにすることにあるから、「 (5) 」ものについては、本来の「 (6) 」によらないで「 (7) 」によることも、「 (8) 」に従った処理として認められる。「 (9) 」は、財務諸表の「 (10) 」に関しても適用される。
八洲学園大学「税理士試験対策ワンポイント解説」その2 - 解答・解説
解答・解説
1.
(1)流動・非流動法
(2)貨幣・非貨幣法
(3)テンポラル法
(4)決算日レート法
決算時の換算方法についての問いであるが、基本的な4つのものを挙げればよい。
2.
資本取引:資本取引とは、払込資本の直接的な増減に関する取引である。
損益取引:損益取引とは、利益剰余金の増減に関する取引である。
資本取引とは払込資本の直接の増減に関する取引である。損益取引とは利益剰余金の増減に関する取引であり、期間利益の構成要素となる取引である。企業会計では、企業活動の成果としての自己資本の増減額である期間利益を適正に算定することが要請されている。この期間利益は損益取引だけから計算される必要がある。すなわち、期間利益算定の対象を明確化するため、資本取引と損益取引とを明確に区別することを要請しているのである。
3.
(1)正確な計算
(2)財務内容
(3)企業の状況
(4)利害関係者の判断
(5)重要性の乏しい
(6)厳密な会計処理
(7)他の簡便な方法
(8)正規の簿記の原則
(9)重要性の原則
(10)表示
企業会計原則「注1」を参照のこと。
八洲学園大学の完全ライブ講義
八洲学園大学は、「完全ライブ講義」(同時双方向)を実現させ、全国、海外に在住している資格取得・就転職をコツコツ目指すビジネスマン・社会人学生を支援しています。
とくに税理士(日商簿記など)を目指している20代から40代の社会人学生が「完全ライブ講義」(簿記、法人税)を受講しており、(1)リアルタイムで質問、(2)マイペースで何度でも復習できるオンデマンド(収録講義)を活用しています。
大学ウェブサイトで、「ミニ授業」公開中とのことですので、ご興味のあります方は、ご覧ください。
八洲学園大学
八洲学園大学レポート
八洲学園大学は、税理士試験の受験には馴染みが薄いかもしれませんが、
日本で初めてインターネットを活用しての学位や国家資格の取得を実現した通信制大学として有名とのことです。
受験資格についてにも記載してあります通り、税理士試験を受験するには、前提となる要件が必要です。
大学を卒業していたり、日商簿記検定1級に合格したり、職務経験によって、要件を充たすことは可能ですが、税理士試験の受験要件を充たしていない方には、八洲学園大学に通われることも選択肢の一つかもしれません。
また、例えば、理系の大学を卒業されている方の中には、「一般教養科目等において法律学又は経済学に属する科目を1科目以上履修した者」という条件を充たしていない方もいるかもしれません。その場合、科目等履修生という形で、法律学や経済学のどれでも1科目だけ取得することで、受験資格が取得できるとのことです。
その他にも、税理士資格や日商簿記検定資格を取得する、前段階として、基礎的な学問的な体系や知識を固めていくため、生涯マネジメント系の講義にも力を入れているとのことです。
「税理士試験コミュニティ」運営スタッフにお声掛けいただきまして、2010年1月31日に、八洲学園大学(やしまがくえんだいがく)に伺いした時のレポートがありますので、もしご興味がありましたら、合わせてご覧ください。
八洲学園大学レポート(1)
八洲学園大学レポート(2)
八洲学園大学レポート(3)
八洲学園大学
(上記の問題と解答・解説は、八洲学園大学様からいただきました資料をもとに制作しております。内容に関しまして税理士試験コミュニティは責任を負いかねますので、より詳しい内容は八洲学園大学様にお問い合わせください。)
スポンサード リンク
おすすめ書籍
|