休憩の効果
大脳生理学的には、脳の活動リズムは９０分単位と言われていることから、集中力の限度も９０分であり、長時間の学習は大脳生理学的には限界があります。
また、冒頭効果と最新効果をより効果的に活用するためにも、学習時間を細分化することが必要です。学習時間を細分化することにより、効率が高まることを、「記憶の細分化効果」と言います。
学習は長時間切れ目なしに続けるのではなく、適度な休憩を入れることにより、始めと終りが増え、冒頭効果と最新効果でよく覚えられる時間が増え、よく記憶することができることになるのです。
アンリ・ピエロンは、学習中の計画的な一連の休憩は、想起の確率を高めることを発見しました。３０分ごとに５分くらいの休憩が効果的であり、休憩が１０分を超えると効果はないそうです。
一般には、１０分〜４０分程度の短時間で集中して暗記をすることを繰り返すことが良いと言われています。
したがって、短時間に区切って暗記をした方が効率的と言えるわけです。
しっかり休憩をとって、リフレッシュしながら暗記することが大切なのです。
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