早起きをしよう！

一般的に、社会人として働きながら、税理士試験に合格する人の多くは、早起きであると言われています。
すなわち、出社前の朝早くに起きて、勉強をした後、働き、その後、夜にも勉強をして、再び朝を迎えるという生活リズムをしている人が、税理士試験の合格を勝ち取る傾向が強いようです。もちろん、勉強のリズムは人それぞれで、夜型で合格される人も多くいらっしゃるでしょうが、科学的には朝型の人の方が有利とされています。
具体的には、２２時〜２時の間に取る睡眠が一番濃度が高いということが医学で証明されているようです。同じ睡眠時間でも、早く寝るのと遅く寝るのでは疲れの取れ方が違うというのが、医学的な見地のようです。
また、人間の９５％以上の人は、本来、朝型に出来ているようです。ですから、現在、自分は夜型だと思っている人でも、それは現在の習慣がそのようにさせているだけで、本来は朝型のリズムの方が効率的で、その方が合格に近いという人も多いのかもしれません。
ここでは、なぜ早起きが良いのか、どうすれば早起きができるのか、として、一般的に言われていることを中心にご紹介致します。

早寝早起き

早起きをすると言っても、睡眠時間を極端に減らすというわけではありません。
すなわち、「遅寝早起き」ではなく、「早寝早起き」を実行することを意味します。

科学的には、人間は５〜６時間は睡眠を取るようにできているようです。
睡眠時の記憶でもご紹介しましたが、暗記は睡眠中に脳で整理され形成されるものですので、一定時間の睡眠は必要です。

「ただ起きている」だけでなく、「勉強の効率」も考えた場合には、一定時間以上の睡眠を取った上で、「早寝早起き」をすることが良いということになります。

以下では、「早寝早起き」について、科学的に言われていることや一般的に言われていること、さらには早起きのコツなどをご紹介致します。

早寝早起きのコツ

（１）早起きの目的・目標を紙に書く
目的・目標がないと、早起きの必要性を感じられないので、起きられません。目的・目標をしっかりと持って、例えば、「早く起きて勉強して、○○年までに資格をとる」など、自分の理想のライフスタイルを強くイメージするのが必要です。

（２）日中に運動をして、寝る数時間前に入浴をする。
一日に必要な運動量が足りていない場合や、入浴をしない場合には、なかなか寝つけないと言われています。なぜなら、質の高い睡眠のためには、就寝前に体温を下げる必要があるからです。
運動や入浴で、一旦体温を上げておき、眠る頃に体温が下がるようにしましょう。

（３）少なくとも深夜０時までには寝る。
上にも書きましたが、睡眠のゴールデンタイムは、２２時〜２時と言われています。
この時間帯に眠らないと、何時間寝ても眠い。とは言え、社会人では、２２時に寝るのは難しい場合もあると思います。その場合でも０時までには寝れるように習慣付けましょう。
早起きのためには、まず「早寝」！どんなに遅くてもその日のうちに寝るのがいちばんの早起きのコツと言えそうです。

（４）寝る前の数時間は、カフェインは摂取しない。
コーヒー、紅茶、緑茶などにはカフェインが含まれており、覚醒作用が及ぶ場合があります。寝る前のカフェインの過剰摂取には気を付けましょう。

（５）寝る前の数時間は、固形物を食べないようにする。
消化にエネルギーを使うと寝ていて内臓が休まらないので、質の高い睡眠を取ることができないと言われています。
夜の過食は控えましょう。それでもお腹が空いた場合には、消化の良い食べ物を食べるようにしましょう。

（６）寝る数時間前から、強い光を見ないようにする。
強い光を見ると睡眠物質であるメラトニンンの分泌が抑制されて眠れなくなります。例えば、パソコンやテレビの画面なども強い光と言えます。
そのことから、起きる時は逆に強い光を浴びるとスッキリと目覚めることができると言われています。なお、朝の光は時差ぼけにも有効です。

（７）目覚まし時計は布団から出ないと止められない所に置いておく。
二度寝をしないように、目覚まし時計は布団から出ないと止められない場所に設置しましょう。
その上で、２個以上の目覚まし時計を、時間差で鳴らすなどをすると、より効果的です。

（８）自分へのご褒美を用意しておく。
早起きができた時のご褒美を用意したり、楽しい趣味の時間を朝に設けると、朝を中心としたライフスタイルに自然と変えられます。

（９）昼寝をするなら１５分〜３０分以内。
たっぷり昼寝してしまうと夜に寝つきが悪くなりますので、気を付けましょう。

早寝早起き仲間を作る

一人では、継続的に早寝早起きを実行できないという人は、早寝早起き仲間を作りましょう。
仲間がいると、自分だけ寝坊することができないからです。
有志で集まって、早朝勉強会を開いている人達もいるようです。
また実生活上で、早寝早起きを実行できない人は、当サイトの早起き報告掲示板をご利用ください。日々の起床時間を記録したり、今日予定している勉強内容などを書き込んで、税理士試験に向けた一日のモチベーションをぜひ高めてください！

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