ごうさんのプロフィール
お名前 |
ごう |
性別 |
男性 |
受験回数 |
5回(官報合格までの受験回数) |
合格年度 |
2007年(官報合格年度) |
合格科目 |
簿記論 財務諸表論 法人税法 消費税法 相続税法 |
利用した予備校 |
大原簿記学校 |
受講形態 |
通学直前期(5月から) |
合格に役に立ったオススメの教材・書籍など |
理論サブノートポケット版(大原出版) |
受験時の職業 |
無職 |
合格体験記
合格には運がすごく左右します。まぐれで受かったという意味ではないですよ。でも受かったときは運がよかったという思いをした人が多いのではないのでしょうか。
たぶんそんな思いをしている人が自分だけでなく、かなりの人がそういう感じをもっているのはないかと思います。
なんで運が左右するかというと、ほとんどの科目では、受験生の5〜6割は受かる実力があるなんていわれますが、そのなかで受かるひとは全受験生のせいぜい10〜13%程度です。かなりの受験生が理論集のほぼ全部を暗記し、ケアレスミスをしない訓練をし、予備校でやる項目はほほ潰して、わからないことはほとんどない状態まで仕上げて本試験に望んでいます。そのなかで上位10%程度に入るというのは何か有利なことが起こったときと考えられるためです。
でも何か有利なことが起こるというのは普段きちんと勉強し、予備校でも比較的成績がいい人に起こることが多いと思います。努力の上にこそ幸運が舞い降りるということです。自分の体験を書いてみます。こういうことが起きたときに合格となることが多いのだということを、不合格だった方は感じてほしいのです。
受かるときはこういうもんなんだと、そしてそれが起きないときはなかなか厳しいのだと、そのくらい厳しい試験であると感じるかもしれません。でも運がよかったと思うのは合格がわかった後振り返ってみて初めて感じることが多いです。答え合わせしてみて、そういう幸運が起きているなって感じたときは期待が持てますよ。
自分の幸運だったなとおもった体験
簿記論について
学者試験委員の問題で本支店会計でしたが、過去にやったことがある問題形式と酷似していて満点をとれた。やる処理もほとんど同じだったので完璧にできた。たぶんここで10〜12点くらいのアドバンテージを持てたと思います。
法人税について
18年のことですが、計算で精算表の問題でした。受けていた講師が今年は精算表が危ない、会社法施行の時期の問題で連結は出しにくいから、最後っ屁で精算表のような特殊論点を出してくる可能性が高い、といっていたので、試験日の前日に精算表のテキストを見直し、一題精算表の総合問題をやっていたため、かなりの精度に迷うことなく解くことができた。
消費税について
計算で、基準期間における納税義務の判定で分割の問題でした。徹底的に分割の論点をやってたため、迷うことなく完璧にできました。ただこれはほとんどの受験生ができているとおもうのでそんなにおおきな効果ではなかったかもしれません。
相続税について
19年の最新のことで、一番幸運を感じました。理論の1問目でかなり読みずらい総合理論の問題で30点の配点でした。延納、物納を中心としたもので、TでもOでもAランク中のAランクの理論でした。しかし回答要求部分はTの理論集には掲載してましたが、Oには掲載されていない部分でした。当然Tが圧倒的に有利だったはずです。理論の柱が6〜7くらいの理論でしたので、しかもそのなかでもメインの柱2つが書けないというのは致命的なことです。Oの生徒のわたしは当然その部分を全く書いていません。
わたしは柱を4つしか挙げられませんでした。そのうち1つはTでもOでも回答集にないものでした。自分でも似ている項目だけどこれは違うというのはわかっていたのですが、残りが5分くらいあり、他になんにも思いつかないため、やぶれかぶれでその柱をしかたなく書きました。たぶんできる人ほどこの柱はあえて書かなかったと思います。自分でも試験が終わった瞬間、「あ〜あ、もう一年だな」と気が抜けたのを今でも覚えています。
合格発表の日まで、消費税は受かっているかもしれないと思いつつ、前々回も、前回も自信があったのに落ちていたし、相続税は落ちているという前提で考えていたので、一応理論のに回すような感じですごしていました。仕事もしていなかったです。
そして合格発表の日に、普通の郵便が来ましたが、いつもの封筒はなく、「なんだ、また一日遅れくらいでくるのかな、死刑宣告ならせめて当日に知らしてほしいよ」といつものように関東法務局に匿名の文句の電話をしました。だって結果を当日にわからないってすっごくきついですよね。期日指定郵便かホームページで科目合格も検索できるようにしてくれと文句をたれました。
そうした後12時過ぎくらいにピンポンとなり、A4サイズの書留が届き、なかに合格証書がはいっていました。まさか、相続税も受かっているとは思っていませんでした。
国税庁のホームページで自分の合格の確認をみるとともに、出題のポイントをみると、Tでも0でも掲載していなかったけど、自分は書いていた柱が解答の例示のなかにあったため、ここには確実に配点があると確信し、それが自分の合否を分けたと思いました。
ただラッキーなだけだったわけではないんですよ。たぶん、理論の2問目と計算は他の人よりかなりよくできたと思います。その部分の基礎点をきちっと取っていたからこそ、今回の幸運にめぐまれたはずです。
自慢のように見えるかも知れませんが、厳しい競争試験のため、何かラッキーな起こらないとなかなかきびしいということを書きたかったんです。でもそのラッキーは本気で勉強して、実力があることが前提になるんです。必死で勉強した人に幸運は降りてきます。厳しい試験ですが、幸運に恵まれるよう、必死で勉強してください。
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