短期記憶・長期記憶
人間の記憶を大きく分けると、短期記憶と長期記憶に分けられます。
(1)短期記憶
短期記憶というのは、たった今起こったことを一時的に記憶しておくものです。
たとえば、メモをみて数字を覚えて、電卓にその数字を入れるときには、数字を短期記憶をしていることになります。日常生活には欠かせない、脳の機能の一つです。
短期記憶では、記憶の内容は鮮やかで、詳細にわたって思い出すことができます。しかし一方では、記憶が残っているのはごく短い時間です。
時間的には、15分から20分前までの記憶が短期記憶と言われます。
(2)長期記憶
長期記憶というのは、数十分を越えて物事を憶えているものです。
短期記憶された記憶の中で、その人にとって大切と判断されたもの、印象に残ったものが、短期記憶から長期記憶に移されて、経験として長期にわたって記憶されていきます。
短期記憶から長期記憶へ移されるときに、記憶の内容が整理分類されて、重要性のないものは切り捨てられていきます。
したがって、長期記憶は、短期記憶ほど鮮明なものではありません。
この長期記憶は、経験を繰り返すことにより、蓄積されていきます。
税理士試験には長期記憶まで持っていくことが大切
税理士試験には、できるだけ短期記憶を長期記憶まで持っていくことが大切です。
なぜなら、本試験当日には、数十題の理論を覚えていなければならないため、短期記憶のみでは対応できないからです。
そこで、長期記憶をするため、経験を人為的に繰り返す必要があるのです。
また、意味を考えて記憶することも、長期記憶を鮮明にする役に立ちます。
つまり、意味を考えながら、繰り返し覚える必要があるのです。
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