だるまさんのプロフィール
お名前 |
だるまさん |
性別 |
男性 |
現在の年齢 |
28歳 |
受験回数 |
3回 |
合格科目 |
H18年度…簿記論(不合格)、財務諸表論(合格)
H19年度…簿記論(合格)、消費税法(不合格)
H20年度…消費税法(不合格)、固定資産税(合格)
現在、残り2科目の合格に向けて、法人税法と消費税法を勉強中。
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利用している予備校 |
TAC |
受講形態 |
通学 |
受験時の職業 |
会計事務所勤務 |
3.簿記論の勉強方法
基本方針
H18年度もH19年度も、大手予備校が発表する合格予想ラインは40点台でした。
授業中も「本番で50点取れれば勝負になる」と言われていました。
近年の簿記論の試験問題は難化していると思いますが、それでも「合格している人は50点取れる」のです。「50点くらいは取れる問題」なのです。
以下、「本番で50点を取る」ために意識していたことを書きます。
A) ミスをしない
どんな難しい問題の年でも、100点満点で20点くらいは「誰でも解ける」ような問題が混じっています。それを落としているようでは、合格は厳しいです。
自分も当初、「簿記論=電卓たたき大会」と思っていたほど、スピードが第一と思っていましたが、財務諸表論と同様、正確性のほうが大事だと思います。
B) 苦手分野を作らない
難易度の高い問題が出題されても、必ず点を取れる箇所があります。しかし、そこが「苦手分野だから、解き方を思い出せなかった」では、話になりません。
キャッシュフロー計算書まで出題されるなど、簿記論の出題範囲が広いですが、いかに穴を減らすかが簿記論合格には重要です。
C) 状況判断能力を磨く
難しいことを言っているのではありません。特に実力のある人に多いのですが、「第一問で高得点取れそうだから時間をかけたら、第二問ができなかった」というパターンはありませんか。
限られた時間で解答しなければならないのですから、「皆ができる問題を確実に拾い、明らかに難しい(または時間がかかる)問題は捨てる」ことが重要です。そのためには、第一問から第三問までの時間配分のバランスが大切です。5分かけて第一問の最終利益まで出して満点を狙うくらいなら、その2点を捨てて早く次の問題を解いてください。第三問に5分かければ、6〜8点くらい取れることだってあります(自分の合格年は最後10分で20点くらい稼ぎました)。「自分しか解けない問題を正解する」ことは、ただの自己満足に過ぎず、実は合格には近づいていません。
簿記論には「会計処理に関する知識量」のほかに、「1点でも多くとるテクニック」も合格には必要です。「この数分をどの問題に充てるのが効果的か」「この値を出すのに、何分くらいかかりそうか」といった判断は、総合問題をたくさんこなさないと分かりません。だからこそ、毎日簿記論に触れて、判断力を身につけましょう。
教材
大手の予備校の教材ならば、かなり広範囲・高難度の問題をカバーしています。
自分が利用している予備校の問題集をこなすだけで十分です。他の学校の教材や市販の問題集にまで手を伸ばす必要はありません。
同じ問題を繰り返し解くことで、解き方が身につくとともに、解答スピードも自然と速くなります。
ケアレスミスが多い人へ
ケアレスミスに頭を悩ます人は多いですが、自分もミスが多くて悩んだ一人です。
ミスの多くは「問題文の読み落とし」「転記ミス」「電卓ミス」だと思います。
自分もミスを減らすため色々と試みましたが、自分に効果的だったものを挙げてみます。
A) 一文ごとにチェックマークを入れる(「読み落とし」対策)
焦って解いている時ほど、読み落とし、読み間違いが多いものです。このタイプのミスが多い人は「スピードには少々自信があるけれど…」という人だと思います(自分はこのタイプでした)。
なので、ゆっくり丁寧に問題を解く練習をすると良いと思います。
急いで解かなくても他の人と同じくらいのスピードはあるでしょうから、読み間違いだけはないよう、一文一文「読んだ証」を残しながら解くくらいで練習段階では十分です。
B) 数字は3ケタごとに書く(「転記ミス」対策)
10ケタの数字を丁寧に書いても、急いで書いても、何秒も変わりません。むしろ、その1秒を惜しむあまりに転記ミスをし、1年間を過ごすことのほうがよほどタイムロスです。
なぜコンマがあるかは知りませんが、「けた数が多い時、見る側には分かりやすいから」の意味はあると思います。「見る側」とは、採点者とあなたの事です。コンマとコンマの間の3ケタならば、誰でも間違えることなく覚えられます。3ケタずつ、確認しながら転記しましょう。
C) 電卓検定で練習(「電卓ミス」対策)
とくに貸方・借方を足していく時など、電卓ミスが起こりやすい場面があります。
そこで、電卓検定の伝票問題をやると良いと思います。
大手の本屋なら参考書コーナー等にあります。
桁数もそれなりに多い数字を15ページ足し合わせるのは、良い練習にも、気分転換にもなります。試験当日のウォーミングアップにも良いと思います。
だるまさんの合格体験記
だるまさんの合格体験記をご紹介いたします。
だるまさんの合格体験記(1) 税理士試験への取り組み方
だるまさんの合格体験記(2) 財務諸表論の勉強方法
だるまさんの合格体験記(3) 簿記論の勉強方法
だるまさんの合格体験記(4) 固定資産税の勉強方法
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